リハビリテーション科このページを印刷する - リハビリテーション科

 

 

診療内容

  1. 急性期リハビリテーション
    整形外科、脳血管障害、開胸・開腹術後、呼吸器障害の患者様を中心に行っています。理学療法士は早期の移動能力の獲得、作業療法士はセルフケアの早期獲得、言語聴覚士は摂食・言語・高次脳機能障害の回復を目標に評価を行い、各スタッフが連携して日々治療を行っています。
  2. 回復期リハビリテーション病棟
     平成26年7月より、浜田市内で初めての回復期病棟を開設いたしました。在宅生活を考慮したセルフケア能力、摂食・言語・高次脳機能の回復を目標にリハビリテーションを実施し、可及的早期の在宅復帰に向けて看護・地域連携室など多職種が共同してアプローチしていきます。

 

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スタッフ紹介

  • 理学療法士長:平野哲生
  • 副理学療法士長:平川崇
  • 理学療法主任:磨井祥吾
  • 理学療法主任:車田良介
  • 理学療法主任:加藤保
  • 副作業療法士長:足立崇
  • 作業療法主任:窪田訓孝
  • 作業療法主任:中本裕美
  • 主任言語聴覚士:永井孝明

 

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スタッフ構成

  • 理学療法士:18名
  • 作業療法士:13名
  • 言語聴覚士:5名

 

リハビリテーション室 (各療法ごとに専用の部屋を設けております)

リハビリ室全景

リハビリ室全景

作業療法スペース

言語療法室

言語療法室

作業療法スペース

 

 

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スタッフ資格

  • 認定理学療法士(呼吸)2名
  • 3学会合同呼吸療法認定士 9名
  • がんのリハビリテーション研修修了者 26名

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理学療法(Physical therapy)

理学療法とは、ケガや病気などで身体に障害がある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(起きる・座る・立つ・歩く)の回復や維持を目的に運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるよう支援する治療法です。

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診療内容

現在18名の理学療法士が在籍しており、中枢神経疾患・整形外科疾患・心疾患・呼吸器疾患・内科疾患等の急性期~回復期リハビリテーションを中心に診療を行っています。
急性期からリスク管理に重点を置きながら病棟、集中治療室においても積極的にリハビリテーションに取り組んでいます。
終末期における緩和リハビリテーションにおいては、患者様のQOLの維持に重点をおきながら取り組んでいます。

また他職種によるチーム医療に力を入れており、リハビリカンファレンスにて病状、問題点、今後の方針について話し合い連携を十分に図りながら、患者様の最善のゴールを検討しながら実施しています。

主な理学療法対象疾患

  • 中枢神経疾患
  • 脳卒中、脳の外傷、腫瘍、パーキンソン病
  • 整形疾患
  • 脊椎・下肢の骨折、変形性関節症、椎間板ヘルニア、靱帯損傷、四肢の切断
  • 心疾患
  • 心不全、心筋梗塞、狭心症、開心術後など
  • 呼吸器疾患
  • 慢性閉塞性肺疾患、肺炎、肺癌、外科術後など
  • 内科疾患による廃用症候群
  • 終末期における緩和リハビリテーション
理学療法室風景

 

理学療法室

歩行練習場面

 

歩行練習場面

エルゴメーターでの運動療法

 

エルゴメーターでの運動療法

 

 

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作業療法(Occupational therapy)

当院では現在13名の作業療法士が在籍しており、全身状態のリスク管理を行いながら発症早期より作業療法を実施しています。
超急性期のICUから、急性期一般病棟、地域支援に向けての地域包括ケア病棟や回復期病棟、緩和ケア病棟まで幅広く担当しています。
身体機能・精神機能の状態を把握しながら、機能的リハビリを行うことはもちろんですが、「作業(手芸・工作など)」を通して、日常生活動作(食事・トイレ・入浴動作など)・家事動作・職場復帰・上肢機能のリハビリ・援助を行っています。
患者様に大切な趣味・余暇を取り入れた「活動」を通して、生活の質(QOL)の向上にも取り組んでいます。
地域連携と協力し生活動作の提案・援助、装具・自助具の選定も行っております。

主な作業療法対象疾患

  • 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・硬膜下血腫など)、高次脳機能障害など
  • 整形疾患(手の外科、人工関節疾患、各種関節変形疾患、頚部・腰部疾患、脊髄損傷、関節リウマチ、肩腱板損傷、など)
  • 廃用症候群
  • 呼吸器疾患
  • 循環器疾患
  • がん疾患(乳がん・緩和ケア患者様など)
作業療法室

 

作業療法室

 

 

作業場面

 

作業場面

検査器具

 

検査器具

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言語聴覚療法(Speech-Language-Hearing)

私たちはことばによってお互いの気持ちや考えを伝え合い、経験や知識を共有して生活をしています。

言語聴覚療法では疾病や交通事故、発達の問題などにより、ことば、聴覚、発声・発音、に問題がある方に専門的サービスを提供し、患者様に合わせた生活が構築できるよう支援しています。また、摂食・嚥下(飲み込み)の問題にも専門的に対応します。

ことばによるコミュニケーションの問題は、脳卒中後の失語症、聴覚障害、神経疾患などによる声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。

嚥下の問題は脳卒中などの原因疾患によるもののみでなく、加齢に伴う摂食嚥下機能の低下(固形物を噛む、舌で送り込む、飲み込むなど「食べる力」の衰え)によるものがあります。

当院は急性期病院という特色もあり、近年は特に摂食・嚥下に問題のある方に対する評価/訓練依頼が増加傾向にあります。

「絶食が続いていたが、上手く食べられるか」、「最近、よく食事中にムセる」など医療スタッフ間で情報交換を行い、経口摂取を開始したい方、嚥下に何らかの問題が疑われる方に対して嚥下造影検査を実施しています。

また、栄養サポートチーム(NST)のメンバーにも配属しており、病棟回診やミーティングへの参加や担当患者様のみでなく、外来からの嚥下造影検査の依頼にも対応します。

 

主な言語聴覚療法対象疾患

  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、パーキンソン病などの中枢神経疾患
  • 頭部外傷などによる脳血管障害
    • 器質的機能障害:舌切除術、気管切開後など
    • 摂食嚥下障害:先行期・準備期・口腔期・咽頭期・食道期
    • 失語症、高次脳機能障害(失行・失認・記憶障害・遂行機能障害など)
    • 誤嚥性肺炎、廃用症候群による摂食嚥下機能の低下
言語療法室外観

 

言語療法室外観

言語療法室の室内です。個人訓練/評価実施などの際に使用しています。

 

言語療法室の室内です。個人訓練/評価実施などの際に使用しています。

言語評価/訓練用具の一例です。

 

言語評価/訓練用具の一例です。

嚥下造影検査実施後は、検査場面をDVD

 

嚥下造影検査実施後は、検査場面をDVD
に録画し、客観的に評価を行います。

 

医師の紹介

061 井上幸哉(鳥取大学医学部:昭和59年卒業)

 

統括診療部長
リハビリテーション部長

  • 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
  • 日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医、指導医
  • 認知症サポート医
  • 身体障害者福祉法指定医
  • 臨床研修指導医