実習指導者会議(新人看護師に向けて)

2023年12月25日

12月21日の実習指導者会議を「新人看護師に向けて~実習指導者からの示唆を通じて~」というテーマで実施しました。
3年生は厚生労働省が定める「看護師に求められる実践能力と卒業時の到達目標」を自己評価し、これまでの実習評価と比較することで、卒業時までに更に身に付ける必要がある能力を明らかにしました。 その分析結果から、今後どのように学習していくのかをグループでまとめ、実習指導者さんに発表しました。
会議が始まる前、実習以外の場で実習指導者さんと話をすることに「どうしたら良いのだろう。上手く話せるかな…」と学生は緊張していました。
しかし、実習指導者さんが笑顔で学生の話を聞いて下さったお陰で、学生は自分たちの考えを説明して助言を頂くだけでなく、新人看護師になる上で感じている不安を相談することもできました。

1時間の会議時間があっという間で、学生からは「もっと話したかった」との声が上がっていました。
下記は終了後の学生の感想の一部です。
・堅苦しいものかと思い若干緊張したけど、指導者さんや教員と一緒に意見を出し合い、相談でき、新人看護師に向けての不安が少し解消でき、新人看護師で大切なことも教えて頂け、良い機会だったと思います
・新人看護師にどのようなことが求められるのかが具体的に分かり、自分が新人として働く姿がイメージ出来ました
・不安なことがありすぎて何が不安なのか分からなかったかけど、仕事についてからの心構えや困ったことがあればすぐに報告相談連絡をすることの大切さを改めて学べました
・まずは国家試験合格に向けて頑張り、卒業までに今日学んだことを活かしながらより多くの知識や技術を身につけて看護師になりたい


この他にも沢山の前向きな言葉があり、学生にとってとても有意義な時間となったことが分かり、たいへん嬉しかったです。 学生実習指導者さんを指導者という括りではなく、これから一緒に働く先輩看護師として捉え、もうすぐ看護師チームの一員になるのだという意識が芽生えるきっかけにもなりました。 ここ最近、学生は看護師国家試験に向けて勉強する中、プレッシャーを強く感じており、表情も硬かったです。 しかし、会議中から笑顔がどんどん増えていき、終了時にはとても晴れやかな表情に変わっていました。
新人看護師に向けて頑張ろうと、改めて決意する機会にもなり、良かったです。
学生が今回の学びや目標をもとに新人看護師として必要な準備ができたと卒業時に思えるよう、これからもサポートしていきたいです。

〇指導者会議で病棟指導者と学生が話している様子

指導者会議の様子


指導者会議の様子


指導者会議の様子