がん診療について
地域がん診療連携拠点病院
がん診療連携拠点病院とは、専門的ながん医療の提供、地域がん診療の連携協力体制整備などの役割を担う病院として、国から指定を受けた病院です。当院は、2002年9月より島根県西部地区で唯一指定され、地域の中でがん診療の中心的な役割を果たしています。
がん診療の実績 ~ 「院内がん登録」
「院内がん登録とは、当該病院ごとにがんの診断、治療、予後についての情報を登録・収集する仕組みです。
当院でもがんと診断され治療を受けられた全ての患者さまの情報登録を「個人情報の保護に関する法律」に遵守し行っています。なお、登録された情報は、国立がん研究センターで集積され、診療情報を把握、評価することで、今後のがん予防や治療の向上に役立てられています。
- 院内がん登録集計結果 2021年
- 院内がん登録集計結果 2020年
- 院内がん登録集計結果 2019年
- 院内がん登録集計結果 2018年
- 院内がん登録集計結果 2017年
- 院内がん登録集計結果 2016年
登録により収集した情報の利用について
以下の目的において利用しています。
- 国立がん研究センターが実施する院内がん登録全国集計への情報提供
- 全国がん登録、島根県院内がん登録解析事業における都道府県への情報提供
- 予後調査・生存率の集計及び分析
- 予後調査のための市区町村への戸籍、住民票による照会
- 診療活動の支援、研究、教育のための資料提供
- がんに関する医療活動の統計等の作成及び提供
上記の利用目的にご同意し難いものがある場合は、その旨をお申し出ください。その場合でも診療に関しての不利益は一切生じることはございません。なお、がん登録に関しましては「がん登録等の推進に関する法律」により、登録が義務化されているため、患者さん本人の登録・情報提供の拒否はお受けいたしかねますのでご了承ください。お申出がないものについては同意いただけたものとして取り扱わせていただきます。
国立がん研究センターによる院内がん登録全国収集データの二次利用について(PDF)
外来化学療法
がん治療の中で、通院しながら外来で行う化学療法は、お仕事をされている方でも生活のリズムや環境を変えずに治療をうけることができます。外来化学療法室は、ベットが3床、リクライニングシートが2台あり、ゆったりと治療を受けていただけるよう環境を整えています。
医師を始め、看護師(がん化学療法認定看護師)など専門のスタッフが、安心して治療をうけていただけるようサポートしています。
また、医師の指示のもと薬剤師が副作用の対策や予防の指導など、患者さんの状態に応じた指導も行っています。
治療を始める際や治療をうける中での様々な疑問や不安など、どんなささいなことでもご遠慮なくスタッフにご相談ください。
【外来化学療法室】
外来化学療法の実績
男 | 女 | 計 | |
2018年度 | 953件 | 828件 | 1781件 |
2019年度 | 1235件 | 973件 | 2208件 |
2020年度 | 1529件 | 1252件 | 2781件 |
2021年度 | 1776件 | 1117件 | 2893件 |
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放射線治療
島根県西部医療圏では唯一、PET-CT、放射線治療装置(リニアック)を備えています。
放射線治療も通院をしながら受けていただくことができるがん治療の一つです。
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化学療法・放射線治療をうけられる患者さまへの口腔ケアについて
治療開始前後に虫歯や歯周病などを治しておくために歯科口腔外科の受診をお勧めしています。
化学療法や放射線治療を受けられる前後に口の中をできるだけきれいにしておくことは、誤嚥性肺炎や口腔粘膜炎などの予防や緩和のためにとても重要です。また、治療中も定期的に診察をさせていただきます。
詳しくは、歯科口腔外科までお問い合わせください。 |
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がん相談支援センター
患者様や、ご家族、地域の皆さまの『がん』に関する相談をお受けいたします。看護師・ソーシャルワーカーが直接お話を伺い、問題解決のお手伝いをさせていただきます。
必要によって担当医師などと連絡を取りながら相談を承ります。
またインターネット端末を設置しており、がんに関する情報の検索にご利用いただけます。
どうぞお気軽にご相談ください。
- プライバシーは厳守いたします。
- 相談は無料です。
- お電話でのご相談も可能です。
例えば、このような相談をお受けします
- あなたの心を支えます…
がんと言われ頭の中が真っ白です、誰にも相談ができず不安です - あなたに会った情報を提供します…
医師に言われたことの意味がよくわからない
医療費は幾らかかるか心配 - あなたと一緒に探します…
セカンドオピニオンについて知りたい
知りたいことがあるがどこに聞けばよいかわからない - あなたの家族も支えます…
家族ががんです、どうしたらいいかわからない
対応者
- がん相談支援センター長:高橋節
- がん専門相談員:松岡悠・濱﨑友見
相談内容
- がんの病態・標準的治療方法などがん診療及びがんの予防・早期発見に関する一般的な情報の提供
- セカンドオピニオンの提示が可能な病院の紹介
- がん患者の診療上の相談
- 地域の医療機関及び医療従事者におけるがん医療の連携協力体制の事例に関する情報の収集、提供
- アスベストによる肺がん及び中皮腫に関する医療相談
- 家族や社会(職場や学校等)との関わりや就労等に関する相談
- その他相談支援に関すること
がんの治療と仕事
仕事を持ちながらがん治療のために通院している方は、全国で32.5万人いらっしゃいます。(H22年厚生労働省集計)
当院の外来化学療法件数は、2019年度には2000件を超え、その中の約32%は20~64歳の働き盛り世代の方でした。
がん治療と仕事の両立などについての悩みをご相談いただける窓口では、専門の相談員がお話を伺い、支援をさせていただいています。また緩和ケア認定看護師も治療についてのご相談など問題解決のためのお手伝いをさせていただいています。
お気軽にお問い合わせください。
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ご利用について
相談日 | 月曜日~金曜日(祝日を除く) |
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時間 | 9時~17時 |
対象 | がん患者さま、ご家族さま、地域の方など当院の患者さま、ご家族に限らず、どなたからのご相談でもお受けします。 |
場所 | がん相談支援センター(浜田医療センター2階ラウウンジ奥) |
相談料 | 無料 |
相談方法 | 面談又は電話相談 |
電話番号 |
0855-28-7096(直通) |
当院への電話について
現在、当院へのお問合せやご相談の電話の中には「番号非通知での迷惑な電話」がかかってくることが多く、対応に苦慮しています。
つきましては、平成28年11月1日よりNTTサービスの「ナンバーリクエスト」を導入することにしましたので、ご理解いただきますようお願いします。
なお、番号通知ができない方はお手数ですが、代表番号(0855-25-0505)へおかけください。
※ナンバーリクエスト
電話番号を「通知しない」でかけてきた相手に「おそれいりますが、電話番号の前に186をつけてダイヤルするなど、あなたの電話番号を通知しておかけ直しください。」と音声メッセージで応答する機能です。
人生会議を始めてみませんか? ~アドバンス・ケア・プランニング~
新型肺炎の流行や突然の事故など、人生にはいつ何が起こるかわかりません。
将来、自分自身で判断できなくなったときにどのような治療やケアを受けたいか準備しておきませんか?
浜田医療センターでは、あなたの意思決定を支援できるように話合いのプロセスとしてアドバンス・ケア・プランニングに取り組みます。詳細は下記ボタンをクリックしてご確認ください。
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AYA世代のがんについて
AYA世代とは主に思春期から30歳代までの世代をさします。がん相談支援センターではAYA世代のがんについても情報提供や相談を行っています。