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ごあいさつ

院長01

国立病院機構浜田医療センターのHPにようこそおいでくださいました。

長年掲げてきていました当院の理念である「心のこもった、情のある医療」を平成31年4月1日より刷新し、「医療を通じて“地域で生きる”を支援する」といたしました。浜田医療センターは浜田医療圏域において高度急性期患者を受け入れている圏域の中核的な病院であり、同時に地域住民の多様なニーズに対応しなければならない最後の砦としての医療機関でもあります。

少子高齢化の最前線を走っている地域でありながら、これまでは急性期患者さんを対象とした疾病に対する診断と治療だけの「治す医療」を中心に据え、医療の高度化に対応することを掲げてきたように思います。もっとも、このことは地域住民の切なる願いでもありました。しかし、超高齢化社会を迎えた今、健康のとらえ方は変わりつつあると思います。健康は個々の疾病だけでとらえるのではなく、その人の生き方や社会的活動に連動するものとしてとらえる必要があります。

ここ20年間で国の社会保障政策は変遷し続け、今、地域包括ケアシステムの構築へ向けた新たな医療・介護のパラダイムシフトが起きています。“治す医療”には質の向上が求められ、“支える医療”には病院・介護・在宅を担う多職種が患者の価値観を共有しながら協働することが必要です。病院は町づくりの一つの要素として重要な役割を果たしています。

すべての地域住民が病院の最も重要なステークホルダーであり、その意味で地域社会への貢献なくして病院は存在し得ません。「地域で生きる」ことをすべてに支援できるわけではありませんが、地域包括ケアシステムの中において医療のあり方は変化していかなくてはならないと思います。浜田医療センターはこの理念をもって地域に貢献できる病院にしていきたいと思います。

浜田医療センターは明治31年に陸軍衛戍病院として創設され、戦後は国立浜田病院、そして国立病院機構の独法化を経て、平成21年11月に島根県、浜田市、そして市民の温かい支援により現在の浅井町に新築移転しました。健診センターを併設し、新たな医療機器を備え、病院機能を一新しました。

地域がん診療連携拠点病院、臨床研修指定病院、地域医療支援病院に指定され、県西部地区では唯一の救急救命センターを備えています。急性期総合病院として、がん、循環器、呼吸器、周産期疾患など27診療科に及び幅広い診療を扱っています。PET-CT、IMRTを備え、緩和ケア病棟を備え、県西部の唯一のがん診療連携拠点病院としてがん診療に対応しています。

周産期・小児医療、救急救命は地域医療の根幹ですので守っていかなければなりません。さらに、県東部地域に比べ医療過疎といわれる県西部の中核的病院としてより質の高い医療を提供できる病院を目指しております。

一方で、地域性を鑑みて平成26年に病棟の一部を回復期リハビリ病棟と地域包括ケア病棟に転換いたしました。今後、急性期医療がよりコンパクトとなり、高齢者医療の質が問われていく環境の中で介護施設や在宅への橋渡しとしての機能が備わったと思います。

また医師・看護師の集まる病院、研修医が働きやすい病院を目指してきました。そのため医師・看護師をはじめとする多職種の職員に対する研修、資格取得に関わる院内制度を設けて育成に取り組んでいます。
良質な医療を提供して地域包括ケアシステムの一端を担いながら、地域作りに貢献していくことが浜田医療センターの使命と考えています。