お産応援システムこのページを印刷する - お産応援システム

マタニティースクール令和3年版

浜田医療センター4北病棟助産師がお届けするWeb版マタニティスクールです。 お産の準備から入院までの流れ、お産に関する情報をまとめています。 浜田医療センターで出産をお考えの妊婦さんはぜひ事前にご覧ください。
 

お産は病院で、検診は診療所で

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浜田・江津地区で現在分娩ができる施設は浜田医療センターと済生会江津総合病院の2箇所のみになっています。

益田赤十字病院は平成26年度から大学から新たに産婦人科医師が派遣されたことにより、それまで規制していた里帰り分娩を、現在は受け入れられる状況になっています。

このお産応援システムの主旨は、外来の妊婦さんの診察をまだまだ現役で外来診療できる経験豊富な開業医の先生と、病院の医師が分担することにより、医療者側も患者さん側も少しでもゆとりがある分娩体制がとれるようにするものです。実際には妊娠されたときは33~34週まで開業医さんで健診して頂き、その後は病院に紹介状をもってきていただくというものです。

開業医さんは午後の診察や土曜日の診察もあり、病院よりはゆっくり話も出来ると思われ患者様にもメリットはあると思われます。

だたしこのシステムは強制ではなく、患者様の受診の幅を広げられるものとして認識してください。
このシステムを利用される方は原則妊娠に大きな異常が認められない方が対象となり、妊娠高血圧、妊娠糖尿病など異常が判明した時点で病院に紹介、受診されることを勧めます。
このシステムを導入して紹介もスムーズに行われていますので、安心してご利用ください。

平成27年より当院の産婦人科医師が4人から3人に減少したことにより、外来の待ち時間が増加傾向にあります。お産応援システムの有効活用をお願いいたします。
分娩には胎盤早期剥離など急な発症により、最大限努力しても不幸な結果になるような疾患が存在します。当院も院内のスタッフの充実や、他施設との連携の上、地域のお産を守る為に努力しているところですが、住民の方々のご理解ご協力もお願いしたいと思います。

里帰り分娩について

現在、実家が浜田市にある人に関しては、制限を行っていません。

33~34週までに紹介状を持って、受診してください。
初診の予約はとっていません。
尚状況により、受け入れ状態は変化することがあります。詳しくは産婦人科外来にお問い合わせください。

お問合せ電話番号:0855-25-0505(代表)

 

尚当院における新生児対処可能週数は35週以降であり、対処できない場合、大学などに紹介させてもらっております。

補足1:済生会江津総合病院は20週までの受診による分娩予約が必要です。
補足2:上記は平成27年5月現在の状態であり、今後の分娩数の推移、職員の推移により方針が変更になる可能性があります。

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浜田医療センター 臨床研究部長(産婦人科) 小林正幸

浜田・江津地区「お産応援システム」について(PDF)