院内急変対策チーム(RRT)このページを印刷する - 院内急変対策チーム(RRT)

平成25年度より院内急変対策チーム(以後、RRTとする)を立ち上げ、院内急変を減らすという目的のもと活動を行っています。RRTは、医師(麻酔科、脳神経外科、救急科、腎臓内科、心臓血管外科)と看護師(診療看護師、集中ケア認定看護師、救急看護認定看護師)で構成しています。

RRTの活動の一つとして、患者の異常の早期発見のため毎週1回各病棟をラウンドし、異常の早期発見やチームとして治療介入を行っています。RRTの要請基準を各病棟や検査室・リハビリ室等に周知し対応を行っています(図1)。RRT介入件数については、R元年度は155件の介入を行いました。H26年度からの介入数の推移は図2をご参照ください。ラウンド時の相談内容のほとんどが呼吸ケアに関するものとなっており、平成30年度も同様に呼吸ケアに関するものがラウンド時の相談内容の多くを占めていました(図3)。呼吸の変化は状態悪化の前兆になることも多いため、呼吸に関する観察が重要になります。また、当院では電子カルテにNational Early Warming Score(NEWS)を導入しており、RRT介入の際に参考にしています。R元年度のNEWSの平均点数は6.43点であり呼吸回数、酸素投与、意識レベルで点数が上昇している傾向がありました。RRTの活動を通して病棟看護師が患者の異常に早期に気づき患者の悪化の予防に繋げることができればと考えています。今後もRRTのラウンドを通して患者の異常の早期発見に努めていきます。

※RRT=Rapid Response Team

RRT要請基準

RRTラウンド数の推移