【2017年9月】初期研修医2年目
2017年9月11日掲載
砂口天兵(H28年3月鳥取大学医学部卒)
厳しい暑さが連日続く季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この度、研修医だよりを担当させていただきます、研修医2年目の砂口天兵と申します。よろしくお願いいたします。
はじめに、私は鳥取県米子市出身で高校卒業まで米子市で育ちました。その後、鳥取大学を卒業してから初期臨床研修医として浜田医療センターでの勤務が始まりました。島根県西部浜田という土地に今まで訪れたことなく、研修が始まった昨年度の4月ころはとても不安でした。しかし、1年間過ごしてみて浜田には海あり、山あり気候も山陰のわりには穏やかで住みやすい土地であると感じています。さらに、ここ浜田医療センターは職員をはじめ皆さんがとても良い人ばかりで、社会に出て初めて働く環境としては素晴らしい環境だと振り返り実感しています。
次に研修を振り返ってみると、初めのころは右も左も分からず一体何から始めていいのか分かりませんでした。しかし、御多忙ななかでも上級医から的確な指導を受け一つ一つ仕事をこなしていくうちに、自分で考え場面に合わせてどのように動いたらよいのか次第に分かるようになってきました。また、多くの様々なスタッフからも多方面で支えていただきました。その際、今の自分には何ができ何ができていないのかという事に気が付くきっかけをいただきました。このように、自分は様々な人に支えられて日々成長することができているのだと振り返りながら考え、本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。現在は研修の身であるため未だに分からないことや、初めてのこと尽くしで、周りのスタッフに日々支えられることが多いですが、今後は支えられるばかりではなく、患者さんは勿論のこと、病院のスタッフを微力ながらでも支えられるように日々精進していきたいと考えています。
また、研修が始まってから今まで本当に多くのことを経験しました。その経験の中で、医療現場は人の役に立てるという実感があり、やりがいを感じる反面、喜ばしいことばかりではなく厳しい現実に向き合わねばならないことも数多くありました。なかには失敗や後悔もありましたが、そのような多くの経験は自分の糧になり、今の自分というものがあるのだと考えています。
研修後は、消化器外科へ進む予定となっております。外科医として失敗が許されない場面が多いこと、さらには自分の前に立ちはだかる大きな壁にぶち当たることも多くあると考えています。そのとき今までの経験、さらには今後経験するであろうことに対してきちんと一つひとつ振り返り、今後に生かせられるように準備をしておく必要があると考えています。あと残り少ない浜田医療センターでの研修期間ですが、あらゆることに挑戦し、いつも感謝の気持ちを忘れず日々精進したいと考えています。
最後になりましたが、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。末筆ながら皆様のご健康を心からお祈り申しあげます。