【2020年1月】初期研修医1年目このページを印刷する - 【2020年1月】初期研修医1年目

2020年1月15日掲載

佐々木 眞優(H31年3月島根大学医学部卒)

初期臨床研修医1年目_佐々木眞優

本格的な冬の到来を迎え、寒さが肌をさす今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。1月の「研修医だより」を担当させていただく、初期研修医1年目の佐々木眞優と申します。よろしくお願いいたします。

私は神奈川県出身で、高校卒業まで地元で過ごし、島根大学医学部に進学しました。出雲市で6年間大学生活を送り、今年度の春から浜田市での新しい生活が始まりました。浜田は豊かな自然に恵まれ、海の幸がおいしく、少し車を走らせれば素晴らしい日本海が広がっていて、好きな場所になりました。

さて、初期研修が始まって早くも10か月が過ぎました。昨年の今頃は研修医になることへの期待を抱きながら国家試験に向けて勉強していたことを懐かしく思い出します。幼少期より医師になることが夢でしたが、実際に研修医としての生活が始まると、社会人としても医師としてもまだまだ未熟で、プレッシャーを感じることや戸惑うこともたくさんあります。一方で、できなかったことが少しずつできるようになること、知らなかったことがわかるようになることの喜びを感じる場面も増えてきました。それは指導医の先生方が忙しい合間を縫って私のために時間をつくり、熱心に丁寧にご指導くださるからです。また病院のスタッフの皆様にも気にかけていただいたり、優しくサポートしていただいたりして、私は本当に恵まれた環境で医師としての第一歩を踏み出せているのだなと日々実感しています。

現在当院には12人の研修医が所属しています。私は、浜田医療センターに来て、いつでも優しく相談にのってくださる2年目の先輩方や、切磋琢磨しあい、悩んだ時や落ち込んだ時に互いに励まし合える同期に出会い、充実した研修を送ることができています。また卒後3~5年目の後期研修医の先生方も多く、いつも声をかけていただき、身近な存在でありながら、来年や再来年に自分もこうなっていたいと思うような、目標となる先生方がたくさんいらっしゃいます。

日々の研修の中で、思い描くようにできず、悩みくじけそうになることもありますが、これまで患者さんとお話しする中で、あたたかい応援の言葉をかけていただくことも多く、とても背中を押されてきました。これからも患者さんお一人おひとりと向き合う時間を大切にし、そばにいて少しでも患者さんの笑顔が見られたり、ホッとできる瞬間が増えたりするような医師になりたいと思います。

浜田に来てまだ1年も経っていませんが、たくさんの出会いがありました。ここでの出会いは自分の財産であり、これからも大切にしていきたいです。患者さんや指導医の先生方、病院スタッフの皆様、支えてくださる方々の応援に応え、大きく成長できるように、これからも私らしく努力していきます。

最後になりましたが、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。くれぐれも体調を崩されませんよう、皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。