【2019年11月】初期研修医1年目このページを印刷する - 【2019年11月】初期研修医1年目

2019年11月15日掲載

河野謙人(H30年3月島根大学医学部卒)

初期臨床研修医1年目_河野謙人

ゆく秋の寂しさ身にしみるころ、皆様いかがお過ごしでしようか。11月の「研修医便り」を担当させていただきます研修医の河野謙人と申します。

簡単に自己紹介をさせていただきます。私は高校を卒業する18歳まで浜田市宇野町ですごしました。浜田高校を卒業してからは6年間ほど出雲市にある島根大学医学部で勉強をして、今年の春に卒業することができました。医師としての第一歩を地元で歩みだせることを大変うれしく思っています。

大学時代はソフトテニス部に所属していましたが、研修医としての生活が始まってからは、なかなか運動する時間がとれず徐々に増えていく体重と腹囲に頭を悩ませる毎日です。

この春から浜田市での生活が6年ぶりに始まりましたが、高校生のころには行ったことがなかったような場所や新しくできたお店など浜田市の魅力を再発見する日々が続いています。高校生の時に通った町並みに、当時とはまた違う魅力を感じています。

浜田医療センターでの研修についてですが今は、6人の研修医同期とともに日々の診療に励んでいます。至らぬことも多くありますが、2年目の先輩方や素晴らしい指導医の先生方など多くの方に支えられ、毎日勉強させていただいています。救急外来で患者様の診療にあたることも多くありますが皆様、さまざまな理由で苦しんでおられます。そういった患者様一人ひとりに向き合って少しでも苦痛を和らげてあげることを目標にいつも悩み、考えながら診療にあたっています。

また病院で仕事をしていると地元に帰ってきたこともあり病院の利用者の方に暖かい声をかけていただく機会もたくさんあります。地域の皆様は、私をはじめ病院スタッフに丁寧に接してくださる方ばかりで本当によい地域だと感じます。皆様からの言葉を励みにより一層、勉強を重ねていきたいと思います。

春から始まった初期研修も気付けば半年がたち、初期研修の4分の1が終わったことになります。2年間という初期臨床研修の短さをあらためて実感し、焦りを感じることも多くなりました。浜田医療センターでの貴重な研修期間でより多くのものを得て、地域の皆様の健康を支えることができる医師になれるよう精進していきたいと思います。

最後になりますが、6年ぶりに地元に帰った私を暖かく迎えてくださり、医師として育ててくださっている浜田市の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。このような恵まれた環境に慢心せず、今後もよりいっそう日々の診療に励んでまいります。まだまだ、未熟な研修医ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

ここまで拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。年末に向かい何かとご多忙のことと存じますが、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申しあげます。