【2019年11月】初期研修医2年目このページを印刷する - 【2019年11月】初期研修医2年目

2019年11月15日掲載

三原靖葉(H30年3月島根大学医学部卒)

初期研修医1年目_三原靖葉

落ち葉が風に舞う季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今月の「研修医だより」を担当させていただく、初期研修医2年目の三原靖葉と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

初めに自己紹介をさせていただきます。私は島根県松江市に生まれ、高校卒業まで同市で育ち、島根大学医学部に入学しました。医学部卒業後の昨年春より、浜田医療センターで初期研修医として勤務させていただいております。大学時代には病院実習などで浜田市を訪れる機会があり、海や山に恵まれた自然豊かな地域という印象を抱いていました。実際に浜田で暮らしていく中で感じたのは、美しい自然だけではなく石見神楽をはじめとした伝統文化、豊富な海の幸と魅力に
あふれた地域であるということです。それまで島根県東部から出ることなく過ごし、慣れない土地での生活に不安や緊張もありましたが、今ではすっかり居心地の良さを感じ、浜田での生活を満喫しています。

浜田医療センターでの研修も、早いもので2年目の後半となりました。研修当初は右も左も分からず戸惑うことばかりでしたが、指導医の先生方や病院スタッフの方々のきめ細やかなご指導のもと、充実した研修を続けることができています。今年は浜田医療センターのみではなく、波佐診療所や浜田保健所でも研修させていただく機会に恵まれました。より地域の皆様の暮らしに寄り添った視点に立ち、医療や健康について考え学ぶことができたのは、今後に活きる貴重な経験となりました。

初期研修も徐々に終わりが近づいてきています。丁寧に根気強く指導してくださる上級医の先生方、多方面で支えてくださる病院スタッフの方々、切磋琢磨しあえる同期や後輩の研修医と共に働くことで、少しずつではあるものの、医師として着実に成長できていると実感しています。また、地域の皆様や患者さんから笑顔や温かいお言葉をいただけた時には、やりがいや喜びを感じ、日々の研修の活力となっています。この
ような恵まれた環境で研修ができることに深く感謝し、患者さんの心に寄り添える医師になるべく、そして一人でも多くの患者さんやご家族の方のお力になれるよう、これからも研鑽を積んでまいります。地域の皆様、指導医の先生方をはじめとする病院スタッフの方々、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、拙い文章にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。日ごとに寒さが増しますが、風邪などお召しになりませんようご自愛ください。皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りしております。