【2016年5月】初期研修医2年目このページを印刷する - 【2016年5月】初期研修医2年目

2016年5月30日掲載

角尚紀(H27鳥取大学医学部卒)

初期研修医(角尚紀)

青葉若葉のさわやかな風の吹く季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この度、研修医だよりを担当させて頂きます研修医2年目の角尚紀と申します。ど
うぞよろしくお願い致します。

さて、私は鳥取大学医学部付属病院の研修医なのですが、昨年の10月より浜田医療センターで研修をさせて頂いております。赴任当初より、慣れない土地でかつ知識も経験も浅い私はご迷惑をおかけすることも多かったのですが、上級医の先生方をはじめとして、多くの病院スタッフの方々に温かくご指導頂き、様々な面で支えて頂きながら毎日充実した研修をすることができています。また浜田という土地での生活も楽しむことができています。

去年の4月に鳥取大学附属病院で私の医師1年目がスタートしましたが、気付けば2年目を迎え、本当にあっという間に過ぎた1年間でした。4月からは後輩研修医も入ってきました。今の自分は以前私が思い描いていたような2年目とは程遠く、正直不安や焦りを感じることも多いのですが、日々の診療に対して十分な準備と反省を繰り返しながら真摯に向き合っていくことがそういった不安を少しずつ解消してくれると信じ日々奮闘しています。今は研修医としてこれから多くの事を学んでいく立場であると同時に、一人の医師として責任感のある仕事をさせて頂いていることに非常にやりがいを感じています。

当然悩んだりすることも多くあったり、妥協しそうになったりすることもありますが、そういう時にはある先輩医師に言われた言葉を思い出します。「実際に働き始めてからの1、2年間の働く姿勢で、今後の君の働き方が決まってくるという気持ちで研修をして下さい」という言葉です。その先生からしてみれば何て事のない話だったと思うのですが、もともと後でやればいいやという性格の人間である私にとっては印象に残り常に心に留めるようにしています。
忙しい日々の中ではその時その時での学べる機会を逃すと「後で」はやってこないことが多いため「後で」というのはなるべく考えないように心掛けています。加えて、常に何かを学ぼうとし続ける姿勢というのも医師としての仕事を続けていく上でも生涯必要なことであり、今後も大事にしていきたいと思っています。
日常診療でも、経験や知識の豊富な上級医の先生方が他に何かできることはないか、もっと良い方法はないかと、さらに高みを目指しているような姿を拝見する度に向上心の大切さを実感しています。
慌ただしく過ぎていく研修生活ではありますが、この期間には自分の中で医師としての軸というものを定めていく期間にもしたいとも思いながら研修をしています。

私の浜田での研修は残すところ数か月となってしまいましたが、最後まで貪欲に学んでなるべく多くの事を吸収していこうと思っています。今後も微力ではありますが浜田での医療に貢献できるよう精一杯努力して参りますのでどうぞよろしくお願いします。

最後になりますが拙い文章にお付き合い頂きありがとうございました。これから次第に暑い時期となりますが体調を崩されませぬよう、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。