【2016年9月】初期研修医1年目
2016年9月5日掲載
猪木迫彩香(H28島根大学医学部卒)
食べ物が美味しく、スポーツを楽しむ季節となりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。今回「研修医だより」を担当させていただく、研修医1年目の猪木迫彩香と申します。私は、浜田市出身で、浜田高校、島根大学を卒業しました。この度、地元の浜田医療センターで、2年間の初期臨床研修を行います。やはり地元は知り合いも多く、院内外で沢山の方々に声をかけていただき、とても懐かしく、嬉しく思います。一方で、身の引き締まる思いでもあります。また、家族や友達が近くにいるというのは心強いもので、様々な面で支えられています。
浜田市は海、山、温泉があり、自然に囲まれたよい環境にあります。1年を通じて季節を感じながら生活できます。私自身も海で泳いだり、スキーをしたり、虫を捕まえたりして育ちました。食べ物も海の幸、山の幸が豊富で、私は、特産の「のどぐろ」や「赤てん」が大好きです。これからまだ知らない浜田の魅力を探していきたいと考えています。
早いもので、初期臨床研修が始まって5か月が経過しました。少しずつ環境に慣れてきましたが、未だに戸惑うことも多く、新しい発見の連続です。医師は、体力、責任感、時に素早さが求められ、まだまだ不安や焦りを感じることもありますが、患者さんの笑顔が見られると、とてもやりがいのある仕事だと思います。
浜田医療センターは、活気があり各科の垣根の低さが特徴だと思います。丁寧に指導してくださる上級医の先生方、目標となり頼りになる研修医2年目の先輩方、相談でき助け合える同期にも恵まれ、日々研鑽を積んでいます。また、多職種との関わりも不可欠であり、チーム医療の大切さを感じます。救急外来、病棟での診療だけでなく、勉強会・抄読会といった新しい情報を共有する場もあり、時には学会発表を行ったり、他の病院の研修医との研修会に参加して刺激を受けたりと、充実した研修ができています。
研修医はすべての科を回れるわけではなく、1つの科にかけられる研修の期間は1、2 か月ですが、限られた時間の中でも多くのことを吸収し、手技を身につけたいと思います。一人でも多くの患者さん、ご家族の方のお力になれるよう、また、優しく信頼される医師になるよう頑張ります。地域のみなさん、指導医の先生方をはじめスタッフのみなさん、今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
おわりに、拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。夏の疲れが出やすい時節、くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください。