【2017年07月】初期研修医2年目
2017年7月31日掲載
徳留純平(H28年3月鳥取大学医学部卒)
みなさん、こんにちは。今回の研修医便りを担当させていただきます、初期臨床研修医2年目の徳留純平と申します。よろしくお願いいたします。
さっそくですが自己紹介をしていきたいと思います。私の出身は山口県岩国市で、高校までは地元で過ごしまして、大学は鳥取大学医学部医学科を卒業いたしました。私は鳥取大学医学部附属病院の初期臨床研修プログラム所属の身ですが、数か月の間、他病院でも研修が可能なたすきがけという制度を利用して浜田医療センターに1月~ 6月までの6か月間、研修医として働かせていただいています。
浜田には今まで訪れたことはなく、研修のために初めて参りました。来たときは、大変な田舎だなと思った記憶がありますが、料理はおいしく、人もいい方々ばかりで米子に帰ることが決まっていますが、今では寂しい気持ちでいっぱいです。
浜田医療センターに来てからはさまざまな経験をさせていただきましたが、大学病院との違いを感じることが非常に多かったというのが率直な感想です。私が感じたことを2つほど紹介させていただけたらと思います。一つ目が救急外来です。ここ浜田は一次救急から三次救急、つまり軽傷から重症までをすべて引き受けているため、さまざまな症状・疾患の患者さんが来られます。大学病院の救急は基本的に三次救急のみの受け入れとなっているので、軽傷の患者さんを診察する機会がなかなかありませんでした。そのため私は浜田医療センターに来て初めて初期対応させていただく症状の患者さんが多くおられ、いままで勉強したことや経験してきたことを生かすことができたこともありましたが、最初のころはなかなかうまくいかないことのほうが多かったと思っております。しかしながら、上級医の先生方にご指導いただきながらさまざまなことを経験させていただきました。
二つ目が診療科同士の垣根の低さです。大学病院という大きな病院とは違い、相談したいことがあればすぐに、他の診療科の先生に気軽に相談できる環境が浜田医療センターにはありました。それはつまり患者さんの状態に応じて適切に迅速に対応することが可能であるということではないかと思います。他にも様々な違いはありますが、大学病院のみでの研修だけでは分からなかったことだと思うので、とてもいい経験を積めたのではないかと思っています。
研修は2年間で終わりですが、来年度から私は心臓血管外科へ進む予定となっております。そのためにはまだまだ学ばなければならないことは多くあり、これからもより貪欲にさまざまな経験を積んでいければと思っております。原稿を執筆している現在、浜田を去るまであと数日となってしまいました。ご指導いただきました上級医の先生方にはこの場を借りて厚くお礼申し上げます。最後になりますが拙い文章にお付き合い頂きありがとうございました。これから次第に暑い時期となりますが体調を崩されませぬよう、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。