【2021年11月】初期研修医2年目このページを印刷する - 【2021年11月】初期研修医2年目

2021年11月28日掲載

貴谷夏州(平成31 年3月島根大学医学部卒)

初期研修医2年目 貴谷夏州

浜田地域にお住いの皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。浜田医療センター初期臨床研修医2年目の貴谷 夏州(きたに かしゅう)と申します。

「研修医だより」ということで、私自身の話をさせていただきます。私は小学校、中学、高校と松江で過ごし、大学は島根大学医学部で過ごしました。高校時代は合唱部に所属し、私が幹部をしていた代には全国大会金賞(全 国4位)を受賞しました。大学時代は心機一転、新しいことをしてみたいという気持ちもあり弓道部、軽音部に所属し、弓道部では主将も務めさせていただきました。

そして現在は社会人経験も一年半程度の若輩者ではございますが、様々な職種の方々にご助力頂きながら浜田医療センターの一員として働かせていただいております。

今年度は2年目ということで教える側としての機会も増えてくることで教えることの難しさも実感しており、私を指導してくださっている各科の先生方や医療スタッフの方々に改めて感謝を感じています。

浜田は風も心地よく、雪の量は私が過ごしてきた松江や出雲に比べると少なく個人的にもとても過ごしやすい環境であり、人柄も暖かいので初期研修があと半年ほどで終わってしまい、浜田の地を3月に離れてしまうことに対 して今の時期から既に幾何かの寂寞の想いがあります。

私は小さいころから気管支喘息を罹患しており、運動後や季節の変わり目が来る度に「息が苦しい」ということの辛さに悩まされていました。高校生のころに父方の祖父 母、母方の祖母を亡くしてしまい、医師の道を志すことを決めた際に、同時に「呼吸困難の辛さをわかる自分は呼吸困難で苦しむ患者さんの助けに少しでもなりたい」と考えるようになり、呼吸器領域を専攻したいという気持ちにな りました。念願が叶い、来年度からは島根大学呼吸器・臨床腫瘍学に入局する予定となっています。コロナ禍の現在では需要が高まっている科であり、まだ終息の兆しも見えないコロナウィルスの蔓延により、来年度以降も多忙 の日々は想像するに難くないですが、医師を志す頃から専攻したかった領域であったので診療に携わることができるのが楽しみでもあります。

また、島根大学医学部呼吸器・臨床腫瘍学講座に入局した後は、後期研修医として数年後に再度浜田に来る可能性も高く、次に浜田に来た時に浜田医療センターの診療の助力となれるように出雲で研鑽を積んできますので、 その際はまた暖かく迎え入れていただけると幸甚です。

結びになりますが、肌寒い季節がまた近づいてきております。何かと不便の多い今日ですが、この状況が一日も早く解消され、平穏な日々が戻りますよう引き続き尽力していきますので、これからもどうぞよろしくお願い致 します。